日傘を差す方の多くは日焼けをしたくない、将来シミを増やしたくないと考えて指していることでしょう。ですが夏場ほど陽射しが強くない春先には、折りたたみ日傘で完全遮光をお考えになってはいかがでしょうか。折りたたみ傘にはワンタッチ式やスナップボタン式のものが多く存在します。これは開く時も閉じる時も片手だけでできるということなのですが、その分だけ骨の数が少なくなり、傘布の面積が広くなりやすいというデメリットも存在しています。

骨組みが少ないとどういうことが起こりやすいのかというと、強風が吹いたときに壊れやすいと言えます。ですが陽射しを遮る用途で折りたたみを持つのであれば、骨の数よりも遮光率を気にするとよいでしょう。日傘における遮光率とはJIS規格によって定められているもので、一般的にパーテントが上がれば上がるほど遮光率が高くなります。そのため、完全遮光を目指すのであれば遮光率100パーセントの折りたたみ日傘にするとよいでしょう。

とは言え、完全遮光だからと言って、本当に全く日焼けをしないとうことではありませんし、長く使えば使うほど遮光率は下がっていきますし、陽射しの強さによっても紫外線のカット率は変わるということを念頭に置いておきましょう。日焼けをできる限り防ぐためには、日傘と併用して日焼け止めを塗る、目から入ってくる陽射しを防ぐためにサングラスをするなど複合的な対策がポイントなりますので、ぜひ併用されてください。